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銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第9話「開示」

ウルガル軍の撤退により、GDFは窮地をまぬがれ、ケレス大戦は終焉を迎えた。
しかし、GDF側の消耗は激しく、負傷者を出さずにすんだチームラビッツにも、勝利の後とは思えない空気感が漂っていた。
一方、ゴディニオンに帰還後すぐに艦長室へ呼び出されたイズルは、レッド5の破壊されたコクピットから目撃したその全てについてその口外を禁じられる。
だが、その光景は、何故かイズルの消されたはずの記憶を揺さぶるのだった。
バンダイチャンネル「銀河機攻隊マジェスティックプリンス #009」より

外食も何もかも我慢して、買い物も仕事帰りに最低限。
買い食いも全くせず
消毒液を見かけたら必ず消毒、帰宅後もすぐに手洗いや入浴。
そこまで気を付けながらもコロナ陽性をぶちかましまして
軽症ではありましたが、更新に少し日が開いてしまいました。
どんなに気を付けてもかかる時はかかるんだなぁ、オミクロン株。

ということで、前回からの続き。
前回ラストで敵が人類に酷似していると判明し、イズルが動揺しています。
今までは「宇宙人」という漠然としたイメージはあったものの
その見た目は丸っこい戦闘機や人型ロボットでしかなく
いわば機械を破壊いるだけのような感覚だったんでしょう。
そこへ中に生命体が入っているという事実に加えて、その生命体が地球人と酷似しているとなれば
その感覚は一気に破壊から殺害へと変わってしまいます。

 

過去の話で相当数の敵機を撃破してきましたが
その一つ一つに「人間」が乗っていたと思うと
どれだけの「人間」を殺してしまったのか、急に現実感というか恐怖や不安みたいな感情も出てくるんじゃないかな。

この後のシーンは、戻ってきたパイロットと整備クルーとのやり取り。
この辺は前から描写が強化されていた部分ですね。
スズカゼ含む上の人間とは、個人的な感情はどうあれ軍としての立場を崩せないですし
そこである程度自由に、素のままで、人と人として付き合えるポジションとして
この辺の人選はよく出来ているのかなぁと。
ピット艦で戦場まで出てきますし、守るべき対象、家族としては持ってこいですよね。
そしてただ守られるだけではなく、機体の整備という形で守ってもくれる。

その後、イズルとスズカゼのやり取り。
最後にチュッパチャップスみたいな飴を取り出してますね。
何かしらプレッシャーや不安を感じた時に、精神安定剤みたいな感じで舐めてるんでしょうか。
そう考えると初出撃の時に飴を差し出してるのも、本心からザンネン5を落ち着かせたかったんだろうなぁ。
しかし、どんなタイミングでも必要な時にちゃんと飴を取り出せるあたり
いつもポケットかどこかに忍ばせてるんですよね。
不安になったらどうしようと、飴を準備する姿を想像すると
どこか人間らしく感じて良いですね。

ボロボロで戻ってくる味方艦を眺めて、ちょっとナイーブな雰囲気になるザンネン5。
ここでイズルが戻ってこない事に対して、「検疫」って言葉が出てくるのが面白いですね。
相手は宇宙の生命体ですから、どのような微生物が付着しているかわからない。
真空かつ低温の宇宙空間ですから地球上の生物であれば、それが例え細菌や微生物であっても生存できませんが
地球外においても当てはまるのかはわかりません。
そしてそういった地球外のなんらかに対し、地球人は抗体などの対抗手段を持っていない。
宇宙戦争っていう映画で似たようなパターンを見た記憶がありますし
コウモリ由来とされる2022年現在のコロナ禍を思うと
この辺は地球外の生命体と接触するにあたり本当に大きな問題になるだろうなと思いますよね。

なんにせよケイがかわいい。
初見の時はタマキにばかり目が行ってたけど、わりと素直に口に出すタマキに対して
個人と軍人を完全に使い分けているスズカゼや、大人びてるように見えて年相応に奥手で不器用なケイなんかは
二度目の視聴ではニヤニヤするしかない存在ですね。

ザンネン5は主力として扱われているが故に、結果に対する責任ものしかかる存在です。
ただ現況に対して不安がるだけの会話も、彼らにとっては自分達を責めるように聞こえてしまう。
食堂でこのような状況に出会った時に
すかさずフォローが入ったり、あるいは状況を予測してフォローを入れに来たと思われる人物が登場したり
周囲には非常に恵まれているなと思います。
普段からお気楽のように見えて、意外とネガティブに向かいがちなシーンは散見されるので
この辺は本当に周囲の大人のフォローのおかげでいつも通りのザンネン5を維持できてるんでしょうね。

そしてサブタイトルにもある「開示」が行われます。
この話の開始時点から伏せられていた部分に加えて、それ以上の部分まで開示されていくわけですが
これが今後の展開にどう影響していくのか。
そして表情だけで動揺するイズルに対し、一人だけ目線を向けるケイ。
映像としてはカメラを向けたりとフォーカスしていますが
実際には本当に些細な表情の変化だったはずです。
そういう小さな変化にも反応してしまうあたり、イズルの事をよく見ていますね。
ニヤニヤします。

ということで次回に続く。
見てて楽しいのは戦闘回だけど、戦闘ない方が書くことたくさんありますね。

 

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