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銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第10話「狩るもの、狩られるもの」

シモン司令が明かした最上級機密事項。
それは、イズルが目撃した敵の姿に関連したものであり、これまで語られることのなかった、ウルガルの真の目的であった。
そして同時に、チームラビッツはウルガルにマークされた可能性がでてきた。
ケレス大戦のダメージが癒えぬまま、ますますの激化を余儀なくされる戦いを前に、5人はそれぞれに思いを馳せる。

バンダイチャンネル「銀河機攻隊マジェスティックプリンス #010」より

ということで、今回も開示回。
美少女に見とれるイズルに、冒頭からケイは嫉妬気味です。

今までなんとなく種族名のように思い込んできましたが「ウルガル」は星の名前であるとの事。
ウルガルの事をウルガルって呼ぶのは、地球人の事を「地球」と呼ぶような暴挙でした。
直後に「ウルガル人」と言っていて、そっちの方が本来は正しいんだと思いますが
なんとなく微妙な響きになってしまうので、ウルガルと呼んだ方がいいのかも。

 

遺伝子の劣化で生物として衰退期に入ったとの事で、少子化に悩む今の地球人となんとなく似ていますね。
ウルガルはそれをかなり無茶な方法で解決しようとしたようです。
目的はともかく、行動自体はオカルト方面で昔から定番の仮説の一つで
名前は知らなかったけど、ググってみたら意図的パンスペルミアと言うらしい。
それと動物園仮説の合わせ技なのかな。

ウルガルの行動にスルガは激おこでしたが
たしかに人類も似たような事をやっているなという感じではあって
まぁ、自分よりも下等だと思っている生命体に対しては
わりと抵抗なくやれちゃう事なんでしょうね。
恒星間を移動できるレベルの文明が地球にやってきたら、やはり対等の存在には見てもらえないのかなぁ。

ただ、やはりそういう行為に対する反対派もいるようで
“美少女”テオーリアの母親もそうだったようです。
この辺も地球人と同じなんですね。
ただ、そこで自分の娘を使うというあたりにおやっと思ってしまう。
立場的に考えたらありえないんですよね。
逆に娘じゃないといけない理由があると考えたら、それはつまり身内以外に誰も信用できないって事なのかなと。
そういう意味では、反対派はよほどの少数派。
ウルガル全体での世論がどうなっているかは、なんとなく想像できちゃう気がします。

その後、テオーリアが地球にやってきてからの動きが語られますが
なんというか・・・結構時間がかかっている気がする。
少なくとも20年弱は。
これに関してはウルガル全体の動きと容姿を見ていると、テオーリアだけの話でもなさそうなので、ウルガルの寿命は相当長いって解釈できそう?

チームラビッツが人類の中でも突出した戦力を持っていること、そのためウルガルにマークされたことも判明しますが
それはウルガルに集中的に狙われるのと同時に、地球人にとっての有力な手札になる事も意味します。
当然、軽く混乱が起きますが、ここでスズカゼがすかさずフォロー。
上官として冷静な声で話す時と違い、こういう保護者的なフォローを入れる場面では
声に少しだけ感情がこめられている感じがして、上手いなぁと。
露骨にトーンが変わるわけじゃないんですけども、抑揚の中に少し感情が感じられるんですよね。

そしてこの一連の重大発表の場において、ほぼセリフがないながらも顔で語るケイの存在。
アップになるばかりでなく、画面の脇でもちょっとだけ不機嫌そうな顔が続きます。
もっと焦らして焦らして、気持ちが進化したところで・・・
と、別方面の戦争を期待してしまいますね。

というところで、だいたいシリアスな説明だけに終始する回でした。
必要な事を喋るのに時間いっぱい使う感じでしたが、要所要所で雰囲気を一度崩したり
また、キャラの表情の変化に目が行く回でもあったなと。
書いた以外の場所でも結構眉毛や口元に感情が出てたり、見てて飽きないようにしてるのかなって印象です。

 

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