ブログのほう

ゆるゆると思ったことを書く

銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第2話「ヒーロー誕生」

ウンディーナ基地を守ったチームラビッツを、マスコミは「マジェスティック・プリンス」と呼び始める。
そんな彼らの次の任務は通信衛星の再設置。
しかも、MJPに掛けられた膨大な予算の回収を理由に、機体にはスポンサーロゴが貼られ、カメラを意識して作業を進めないといけないのだ。
だがその時、作業宙域に近づくウルガルの機影が確認される。戦闘装備のないコアに乗ったイズルとアサギは、果たして無事に帰還できるのか。

バンダイチャンネル「銀河機攻隊マジェスティックプリンス #002 」より

ということで、前回ウンディーナ基地を守り切ったイズル達。
敵を撤退に追い込んで大勝利を収めた主人公達ザンネン5の面々に、周囲は興味深々といった様子。
元々緊張感に欠けるザンネン5ですから目立ちませんが、あまり敬意を感じる扱いではありませんね。

話の冒頭では「生まれながらに人生を奪われた」といった内容が飛び出したりと
ややきな臭い展開ではあるものの
あくまで「ウラ」を知ると思われる人達の会話でしかなく、現時点で本人達がそれを意識する事はありません。
話の内容からMJPという組織の誕生に関わる内容であり、おそらく学生は皆似たような事情を持っているものと思われます。
真相まではわからないにしても、人と違う境遇である事は自覚しているようですが
外部から見て異質な境遇であっても、MJPという身内の中ではむしろそれが普通なので
問題なく生活ができている限り、そういうものであると受け入れやすいんでしょうね。

 

とはいえ、ある日突然、謎の新兵器に乗せられて宇宙戦争の最前線に放り込まれるのはさすがに非日常。
ロボット=アッシュに乗ると乗っている人間の様子が変わってしまうというちょっとした会話から
アッシュに搭載されたジュリアシステムの解説になだれ込む展開になります。
ただ、その説明は「パイロットの生存本能に従ってアッシュが勝手に動く事もあるよ」という内容でしかなく。
本人達の会話からは逆にパイロットの行動がアッシュの影響を受けている事が垣間見えるし、当人達にとって一番の疑問点であったはずだけども
その疑問点には全く触れず、その周囲の当たり障りのない部分だけを詳しく説明して誤魔化しているあたりに
冒頭のきな臭い会話が頭をよぎります。

また、次は戦闘ではない「簡単な任務」を与えられることになるのですが
彼らのアッシュにはスポンサーによる宣伝イラストが描かれています。
やはり英雄とはほど遠く、大人達の都合に振り回される道化状態。
冒頭の会話の件とは直接繋がりはありませんが、ただその扱いに関してはやはり思うところが出てきてしまいますね。
周囲には彼らを利用する人間相手に眉間に皺を寄せてくれる大人もちらほらいるようです。
味方になってくれそうな人間が何人か見えているものの
そこは組織を構成する大人の一人として和を乱すような事はせず、すんでのところで空気を読んでいます。
見ている方も煮え切りませんが、本人達もストレスが凄そうだ。
というか、普通なら顔の良さを売りにしそうなキャラクターに対し
胃もたれや胸やけが酷そうな表情をよく描いていると思います。

味方になってくれそうな大人の中で、おそらく一番味方として接してくれているのがスズカゼですね。
基本的には上官として振舞っていて、下手すれば組織側の人間としか見られなさそうな立ち位置ですが
淡々と指示を出してそうでいて、イズル達が追い込まれたり追い詰められたりしそうになると
すんでのところでフォローを入れて、守ってくれているようが垣間見えます。
見えないところで本音が出ていたりとストレスも凄そうですが
こういうキャラが一番近くにいるおかげで、視聴者としては何があっても助けてくれる人として
ストレスなく状況を楽しむことができるかなと。

あと細かいところで、意外とスルガが冷静に周囲をサポートしているところが印象的。
普段のキャラとは違う一面のようであって、要領がいいと考えればぴったりにも思えるかな。
とにかくスナイパーらしく、視野が広くて動きがよく見えてる感じですね。

 

銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第3話「奇襲」 - ブログのほう

銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第1話「出撃」 - ブログのほう