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銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第6話「卒業」

先輩チームとの合同ミッションながら、GDF初の先制攻撃を成功させたチームラビッツ。
急遽学園に呼び戻された彼らを待っていたのは、GDF軍への正式所属、飛び級による卒業だった。
グランツェーレ都市学園。
ザンネン5と呼ばれ何かとバカにはされていたが、そこは学園に入る前の記憶を消された5人にとって唯一思い出がある場所。
そして旅立ちの日、全生徒の前でチームラビッツによる模擬演習が開始される。
バンダイチャンネル「銀河機攻隊マジェスティックプリンス #006」より

前回、久々にミッションを成功させたザンネン5。
結果的には敵勢力が集まる基地を壊滅させる大戦果となり、今後は敵も本気を出してくるだろうとのこと。
アッシュの量産みたいな話も出てきていますね。

チームドーベルマンの乗っている機体ライノスは、ザンネン5のアッシュのプロトタイプ。
性能的には劣るはずなのに多大な戦果を挙げられる。
パイロットの力量のなせる業ということでしょうか。

チームドーベルマンが最前線に戻るのと同時に
ザンネン5は元いた学園に戻る事になります。
実戦でいくつか戦果をあげているとはいえ、馬鹿にされている事に変わりはなく
酷い扱いは変わらないですね。

 

ザンネン5は正式に軍属になるために飛び級で卒業という形になり
スズカゼは母艦ゴディニオンの艦長になるとのこと。
お偉いさんがいる時以外は実質艦長みたいな事してたけど、ここで正式にってことですね。

過去の思い出を回想していく事になりますが
やはり記憶を消されて何もわからないまま入学ということで
普段は天真爛漫なタマキも、回想ではどこか不安げな表情をしています。
スルガやイズルもおとなしく、アサギとは後輩として接していてどこかよそよそしい。
出会ってすぐのぎこちなさが垣間見えて、今の距離感との比較で少しほほえましい。

視聴者的には見た事もない思い出をいきなり見せられている形ですが
なんとなくキャラと一緒に感傷的になるのが不思議ですね。
引っ越しでもなんでもそうですが、今まで過ごした場所から生活感がなくなるのってグッときますね。
片付けって、思い出を再確認するのと同時に、思い出を一旦壊す行為でもあるんですよね。
単に物が残ってればいいってことじゃなくて、そのものが置いている場所にも相応の思い入れがある。
いつもあった場所からそれを取り除くという行為にもついつい感傷的になってしまうもので。

スズカゼはザンネン5が軍属になる事に抵抗があるようで
指令にその旨を進言する事になります。
進言をする前に一回大きく呼吸をしているあたりで、彼女にとってはかなり思い切った行動であった事がうかがえますね。
また、それと同時にそういう思い切った行動に出るほどにザンネン5の事を考えているんだなと。
上官として憎まれ役になる立場ではありますが、こういう細かな描写があるおかげで憎めない。
もちろん思い通りにはいきませんが、軍の都合よりも彼らの都合の方を考えてくれる
保護者としての頼りがいを感じてしまいます。

そしてあらすじにもあるザンネン5による模擬線が始まります。
果たしてどういう結果になるのか、学園のヒーローになれるのか。

で、模擬線のあとに卒業式へと続くわけですが、タマキが心なしか緊張しているのがほほえましい。
ザンネン5以外の生徒はいない、卒業式としては寂しい光景です。
それでも形だけでも卒業式をしてくれるという点に、大人達の優しさが垣間見えるかなぁ。
学園に入るにあたって記憶を消されている彼らですが、出る時はちゃんと思い出を作る機会を与えられてる気がします。
不幸な境遇である事には変わりませんが、少なくとも周囲の人間には恵まれていると思う。
とりあえず、しおらしくなって涙ぐんでるタマキはかわいいですね。

 

銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第5話「小惑星基地潜入作戦」 - ブログのほう