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銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第1話「出撃」

スパロボ参戦したというのと、昔見てからほどよく記憶が消えていたので再視聴。
せっかくなので、勢いにまかせた感想を書いときます。

キャラクターデザインですが、ガンダムSEED蒼穹のファフナーでおなじみの平井久司
他にもたくさんのアニメでキャラクターデザインを行っているけれど
今作は全体的に良い方の平井久司というイメージ。
何をもって良いか悪いかははっきりと言えませんが、とりあえず良い方。
この人、顔のパターンは結構多くて男性キャラや中高年も描き分けられる印象ですが
美男美女で固めるとハンコになりがちなので
その辺の登場キャラの比率もあるのかもしれない。

それはともかく本編だけど
冒頭から人類が大ピンチってとこを描写して、そこから一転後方へと視点が移動。
どこか戦争が他人事のような緊張感のなさ。
でも自分が物心ついた後も過去にいくつか戦争が起きていて、実際に日本人が命の危険に晒されてても
どこか自分には関係のない世界の話に見えていたから、こういうものなのかもしれない。

 

この緊張感の無さはキャラの表情にも表れていて
同じキャラデザのガンダムSEEDとかでは見かけないほど、顔がデフォルメ調に崩れていく。
わずかに残っている記憶だと、物語後半はやはり状況がシリアスになって顔の崩れが減った気がするけど。
演出として意図したものなのか、別の事情があったのかはわからないけれど
個人的には顔が引き締まったと解釈して、成長したんだなって好意的に受け取ってた部分ではありました。

ストーリーの方ですが
第1話前半の時点では、ひたすらのキャラや世界観の紹介がメインになっています。
ともすれば退屈となりかねない部分だけど、わりとテンポ良く進んで行くのと
きちんと話の流れの中で自然にキャラの特徴を表現しているので、見ていて苦にならない。
主人公達、ザンネン5を中心に結構な人数のキャラが出てきますが、名前までは一発では覚えきれないにしても
この顔の人はこんな人っていう第一印象がしっかり残っていくので、成功してるんじゃないかなと。

キャラを一通り掴んでから、次は初出撃に向けてという形で
今度は戦闘時のそれぞれの役割の説明に重点が置かれた展開になる。
意外とこの手のロボットアニメにしては細かい設定だと思うんですが
順番を踏んで、一つの事を集中して覚えていけるように
視聴者を置いていかない意識的な構成になっているのが非常に助かるかな。
きちんと役割分担があって、そのために特化した機体がチームで戦うというのは
なんともいえず燃え要素。

この第1話、内容をまとめてしまえば世界観を説明してるだけの回なんですが
シナリオがスピーディーに進行して、その時々でその時に必要な事を順番に教えてくれるので
自然と物語に入っていける感じがいいですね。

説明を一通り終えて、ようやくの初出撃。
主人公達と主役機達の戦闘シーンのお披露目になるわけですが
撤退戦のしんがりとして、短時間でいいから時間を稼ぐという
いきなり不利なシチュエーション。
しかしながら性能と能力にまかせて敵を押し込み、その間に味方の撤退が進んで行くという 顔見世としては十分な展開ですね。
直前に説明されていた役割分担もきちんと描かれています。
味方艦隊が押し込まれて拠点を放棄するという大勢力を相手に、短時間とはいえ初陣の数機で抑え込んでいるわけで
地球側の戦力として今後どれだけの影響力を持っていくのか期待を抱かせてくれます。

そして味方艦隊が撤退を完了し、時間稼ぎという当初の目的は達成済みとして帰還命令も出ている中で
主人公達のイズル達はあるものを目撃してしまう。
・・・というところで第1話のクライマックスに突入していくわけですね。

物語を理解する上で必要な説明をこなした上で、第2話以降も見たくなるような勢いをつけてくれる
全体的によくまとまった第1話という印象でした。
残念ながらリアルタイムでは見れてないんですが、これリアルタイムで見れてたら翌週が楽しみで仕方なかったろうなぁ。

 

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