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銀河機攻隊マジェスティックプリンス 第3話「奇襲」

ウンディーナ基地を守った ウルガルによる度重なる強襲に通信衛星の再設置は未だ進まず、一時はヒーローに祭り上げられたチームラビッツもいまやヘタレ扱い。
「ザンネン5」の呼び名は全宇宙的になっていた。
しかしそこに、初めて先制攻撃のチャンスが訪れる。
36時間後の奇襲作戦。
だが、作戦開始直前に休暇が与えられた5人は気がきではない。
まさかこれが最後の…。
常夏のリゾート地でイズルの視線が1人の少女に引きつけられたのはそんな時だった。

バンダイチャンネル「銀河機攻隊マジェスティックプリンス #003」より

ということで、世間からの手のひら返しを食らったザンネン5。
前半は健康診断や身体測定から始まります。
およそ普通のアニメではサービス的なシーンに繋がる展開ですが
そこはなんともザンネン・・・というか通常運行で。
お決まりの展開をきちんとなぞってはいるんですが、そこには色気も何もないのであった。
でも、意外とシリアスな話も含めてあって無駄なシーンになっていないのがしたたかですね。

その後はあらすじにもある通り、続けざまのミッションの前に休暇が入ります。 あくまで上官として冷めた口調で休暇を伝えていますが 身体測定の直後、スズカゼと医療スタッフとの間で会話で休暇が必要という軽い会話があって
そこから作中でもさほど時間が経過していないのに、すでに休暇がねじ込まれてるんですよね。
スズカゼの有能さと思いやりが垣間見えます。
表向き上官としての態度は保ちつつ、裏では保護者としてフル回転しているのが本当に好きなキャラ。
細かな会話を見ていても、ザンネン5がいない場所ではいつも彼らを心配してるんですよね。

 

そんなスズカゼの親心にも気付かず、好き勝手言っているザンネン5。
イズルも前半で言われた通り、どこか元気のないアンニュイな表情。
休暇のはずですが、こういう場面で逆にシリアスな雰囲気に流れてしまう。
シナリオ的には面白い話が進行していますが、休暇の意図が上手く伝わっていない感じが少しザンネン。

ただまぁ、シリアスな会話にシリアスなアングルとはいえ
そこに映るのが「すごく甘い」のケイ特製ケーキというあたり締まらないなぁ。
味もそうだが食べ物を寒色にする感性よ。
でもこのシーンの前後のイズルとケイのやり取りはちょっと夫婦感あってニヤりそうになりますね。

そして休暇も後半に入って急展開。
なんと3話にして水着回である。
とはいえ、やはりというかなんというか水着のはずなのに色気がない。
というか水着そのものに色気がない。
サービスめいたシーンは無くはないけどといった感じ。

ということで、ここから先はサブタイトルにもなっている奇襲作戦。
若干関係者が増えますが、以前の話で顔見せ的なシーンは済んでいて
そこである程度の人物像を把握できているので
しれっと出てきて、しれっと絡んできても違和感はないですね。
もし事前に顔見せせず、ここが初登場だったら
戦闘前のブリーフィングという場面で人物像を掴むやり取りが挟まったりして
少しテンポが悪くなってたのかなって想像します。

第3話で顕著なのが、結構行き当たりばったりで場面が変わっていて 大部分がコメディ調で進んでいるのに対し 一通りの場面で必ずシナリオを進めるような会話や伏線を仕込んでいるところですね。 話の軸がシリアスなのに、キャラクターはコメディ寄りってタイプの作品だと コメディ要素が逆に邪魔になる事もあるけれど ギャグを引っ張らず、必ずシナリオ進行と融合させているおかげで
テンポを崩さず進行できてるのかな。

ということで、ここから先は第3話のクライマックス。
奇襲作戦の開始ですね。
さて、今回のミッションは上手くいくんでしょうか。

というところで、第3話の感想文終わり!

 

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